2021.12.03

#04 新しい道具は、仲間にも
どんどん試してもらいたい。

株式会社 Sunny-wood 菅原真一郎さま

会社はファミリー
“良い仕事”は“良い雰囲気”から
うまれる

どんなにタフな現場でも、笑顔を絶やさない男たちがいる。ツーバイフォーの新築工事、リフォーム事業をメインに、イベント施工なども手掛ける神奈川県の株式会社Sunny-wood。そこで働く職人たちはとにかく明るい。

代表の菅原真一郎さん(43歳)が40歳で独立したのを機に、以前の職場で一緒に働いていた隈元雄大さん(31歳)、河野祐一郎さん(29歳)は迷うことなく菅原さんについていくことを決めたという。そこに佐藤広樹さん(31歳)も参加し、ひとつのチームがうまれた。

「前の会社にいたころから菅原さんに育ててもらっていて、信頼していた人が独立するならと、即断で決めました」。そう語る隈元さんは、Sunny-wood随一のしっかりもの。

「来る? って誘われて、はい」。二つ返事で即答した河野さんは会社のムードメーカーだ。設備の職人だった佐藤さんは、菅原さんが独立するという話を聞いて「楽しそうだし、大工もやってみたい」と、入社を決めたという。

菅原さんが「仕事は誰しもきついときがありますが、一緒に働く仲間がいれば難しい局面でも楽しく乗り越えていけるんじゃないかなと思います。そういう意味でも雰囲気づくりは一番大事にしています。彼らがいて、チームとしてバランスが取れている。会社のムードを良くしてくれる3人です」と語れば、「Sunny-woodはファミリーです」「家族のよう」と、皆が口を揃えた。

チームとしての一体感からは“同じ仕事をみんなで手掛ける”という強い連携がうまれ、現場での意思疎通もスムーズに行なえる。菅原さんが目指す“Sunny-woodとしての職人の世界”が築かれているのは確かだ。

社名もみんなで決めた。日当たりがよく、温かいイメージの「Sunny」に、木材を扱う仕事ならではの「Wood」を組み合わせた。当時考えた他案をみんなで笑うなど、会社の雰囲気はとにかく明るい。

新しい道具は、仲間にもどんどん試してもらいたい

職人にとって電動工具はなくてはならないもの。新しい道具は仕事にやりがいを与えてくれ、効率化にもつながる。Sunny-woodでは、誰かが新しい電動工具を導入すれば、みんなで試してみるという。

隈元さんが発売を待ちに待ったという「マルチボルト(36V) コードレスルータ」は、今やみんなの“人気もの”だ。

「このコードレスルータは、うちの会社では今のところ僕しか持っていないんですけど、もう、取り合いです。ルータをずっとコードレスにして欲しいと思っていて、実際に話してもいて、出たときは本当に嬉しくなっちゃって、みんなにも使ってほしいし、ずっとルータの話をしています」

そんな隈元さんをはじめ、Sunny-woodの仲間たちは、現場に訪れるHiKOKIの担当者とも積極的に意見を交わしている。デモカーに積まれた新製品を試すこともあり、実際の使用感をストレートに伝えるなど、電動工具に対する意識は高い。

菅原さんも、メーカーとの関係性は「とても大事なこと」と語る。インターネットで画面越しに見ていても、握り心地や自分の手に馴染むかどうかまでは分からない。実際に触れることで性能を知ることができ、道具そのものの重心も分かるなど、試用は重要なポイントだ。

その上で、新しい電動工具を見ながらSunny-woodの若手職人たちは「僕はベーシックカラーで揃える、全部そう」「特別限定色があると、気になっちゃう」「電動工具はブラック派」など、各々が見た目のこだわりでも盛り上がる。限定モデルやカラープレート含め、選択肢の多さもHiKOKIの魅力だ。

パワフルで繊細、絶大な信頼を寄せる電動工具

チームとして現場をつくりあげていくSunny-woodでは、職人の数だけさまざまな電動工具を揃えている。多くの製品に触れているからこそ分かるのが、マルチボルトの確かなパワー。特にHiKOKI製品を愛用している隈元さんは、早くからマルチボルト製品を揃え、それを使った菅原さんも「マルチボルト対応のインパクトドライバを借りてみて、これからの主流になると思いました」と、確信を得たという。

そんな同社では、「マルチボルト(36V)コードレスドライバドリル」「マルチボルト(36V)コードレスインパクトレンチ」も人気だ。いずれもパワーは申し分なし。取り回しもしやすく、かつてのコード付き電動工具以上の働きをする。それでいて頑丈な電動工具は、現場の道具を一変させた。

エア工具の「高圧ロール釘打機」もしかり。河野さんは「釘が吸い付くような感覚で、自分の打つくせとマッチする。実はこの釘打機シリーズは3台目で、日立時代から愛用しています」と、長年愛用している道具に対しての信頼を語る。

「打ち心地や振動も大事なポイントで、イメージ通りに入っていく」。手に馴染む道具との出会いは、そのまま職人の腕にもつながるのだから、自分の感覚に一切の妥協をしない。

あなたにとって職人の道具とは。

HiKOKIをはじめ、各社から新製品が数多く登場するが、菅原さんは安全に対するリクエストも忘れない。

「新しいものがどんどん出てきて使いやすくなりましたが、やはりこういう危険な工具ですので安全性が一番。職人としての経験の差を含めて色々な人が使うものなので、まずは安全性が第一だと思います」

代表として職人を育てる立場にあるからこそ、機能や性能以上に安全性を優先する。その姿勢こそが社員に慕われ、独立してもついてきてもらえる理由だろう。

Sunny-woodで初めて建て方大工になった佐藤さんは、「菅原さんのもとでやっていれば、何があっても一人前にしてもらえる」と語り、河野さんは「菅原さんの考えを引き継いでいきたい」と、想いを口にする。それを聞いた隈元さんも大きくうなずきながら「働いていて、安心感が大きい」と、チームは家族のようにまとまっていた。

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